2023/6/4-田野運動公園

今日は田野運動公園での練習でした。

開始30分前にコートに来てもらい、2・3年生はスプリットステップの練習、
1年生はランニングを取り入れています。1年生は暑い中、ランニングお疲れさまでした✨

コートに入ってから最初の1時間は、2・3年生は基礎の1本打ち、1年生は素振りでストロークフォームのチェックを行っています。
その後、2・3年生にボールを落としてもらい、1年生も1本打ちをしました。

次に2・3年生はサーブレシーブからのラリー、1年生は引き続き1本打ちを行っています。

1本打ちは基礎中の基礎の練習です。
これで今日の調子やラケットコントロールが大丈夫か確認します。

今日は1本打ちを頑張っている1年生の動画をあげます。

-1本打ちのコツ-

①ラケットの面がスライス(上に面が向く)にならないようにフラット(地面に垂直)にする…
フラットな面で打つのがソフトテニスでは基本になります。スライスの方が手首の角度的にやりやすく感じてしまいどうしてもスライスになりがちなのですが、それだとボールが大きく上にしか飛びません。手首の角度を固定して、フラットな面で打てるようになりましょう。

②左手を体に巻き付けず、後ろに引く、もしくは振り切ったあとのラケットのシャフトに添える
振り切ったときに体に左手を巻き付けてしまうと、股関節の回転の力をうまく使えません。左手が回転の邪魔をしないように体の側面、もしくはラケットのシャフトに添えるようにしてみてください。

③ボールの打点は前(左足の先)でとらえる…
股関節の回転、左から右への体重移動をうまく使うと、打点は自然と左足先の前になります。打点は人の体の大きさや腕の長さ、足の長さで違うので細かい修正が必要ですが、左足先の前でとらえる、というのは共通です。ここを打点としてとらえられるようになれば、鋭いショットを打てるようになっていきます。

④首に巻きつくまでしっかり振り切る…
どうしても最初は腕の途中で振り切りが止まってしまうことが多いです。ですがそこで止めずに振り切ることで、ボールに回転がかかり、より安定したショットになります。

⑤振り切ったあと体の重心を前に持っていく…
ボールは前に飛ばします。振り切った後の重心の方向にボールは飛んでいくので、打つ瞬間に重心を前にしてみてください。

⑥重心を下げる…
これが1番難しいと思うのですが、テニスは全身の力を使ってボールを打つスポーツです。重心を下げたことによって生まれる脚の力もストロークに活かします。脚の力、重心の体重移動の際にできる遠心力、股関節の回転、これらすべてを連動させてストロークを行います。

ここからはひとりひとりの1本打ち練習になります。

花音のストローク動画です。
花音はフラットに当たっていることが多く、ラケットコントロールが上手です。
そして打つ瞬間(インパクトのときに)ボールを見て確認をしていることと、胸が打つ方向、前に開いているのがいいです。左手をちゃんとひけています。
あとは打点を気持ちもう少し前でとらえられるといいですね。
そして重心を下げ、ラケットの真ん中(スイートスポット)でボールをとらえることができるようになるといいです。
重心を下げ、体重移動がスムーズにいけるようになると、その力をボールにのせることができるようになり、より力強い球が打てるようになりますし、
日がたつにつれてボールコントロールがよくなってコースを狙えるようになります。

美桜の動画になります。
美桜のいいところは打つ瞬間、重心が前にきちんときているところです。
重心が前にきて、体重が左足にのっています。
これは後々パワーのある球を打つことができるようになります。
もうひとつインパクトの瞬間に左手の力がうまく抜けていて引けているところがいいです。
体の回転、股関節の回転を邪魔していないのがいいですね。
美桜は打った後の右手、手の甲が上を向いています。
これだとボールにうまく回転がかからず、ネットになってしまいます。
打った後、振り切った右手は、手の甲が自分の顔の横にくるようにしてみてください。
それと手首と肘の角度を意識してみてください。少し長く伸びきっています。
腕に力が入りやすく、なおかつインパクトの瞬間グリップをしっかり握ることができる角度、その角度をキープできるようにしましょう。

由文佳の動画になります。
由文佳は右から左への重心移動がスムーズにできています。
スムーズにできるようになると、ドライブショットが打てるようになってくるので、この重心移動はこのまま維持してください。
それとインパクトの瞬間、ちゃんとラケットのどこに球が当たっているか見れていますね。
面のどこに当たっているのか、面がスライスになっていないか、1本打ちの段階で確認できれば、修正や調整がしやすいです。
由文佳はあとは左手が体に巻き込まれているときがあります。
重心移動がスムーズなので、左手の力をもう少し抜く、または左手を最後ラケットのシャフトに添えるのを意識してみてもいいかもしれません。
そして面がスライスになりがちです。動画を見返して思ったのが、打点が高くてスライス気味になっているのかもしれません。
重心を下げ、もう少し低い打点(出来たら膝の高さ)を意識してみてください。

央奈の動画になります。
央奈はスイングスピードが速いのがいいところです。
家で素振りをたくさんしたんだろうな、と思います。
成果があって、スイングの振りがスムーズで安定しています。
また股関節の回転と手首の角度が綺麗なことが活かされていて、打点が左足先の前で綺麗に捉えられています。
央奈は面の向きがスライスになりがちです。なぜそうなるのか?を動画を見て確認すると、振り切ったときの重心の向きが上になっています。
ボールは前に飛ばすので、重心が前にきていないといけません。
途中までは股関節の回転が活かされているのですがインパクトのあとに回転が止まってしまい、インパクトの瞬間、右足に体重が乗り切れていません。
右側の腰でボールを打つつもり、これを意識して素振りをしてみると自然と重心が前に行き、面のスライスがフラットになってくると思います。

今日は1年生の動画をあげさせていただきました🌟
1年生のみなさんは自分の動画を見返してみてどうでしたか?
インパクトの瞬間で動画を止めてみて、自分の面の向きや、足にどう体重がのっているか、などを見てみると面白いと思います。
自分が打つ瞬間を撮ってもらって自分で見る、というのは、改善や修正をしていくうえでとても役にたちますので、ぜひ参考にしてみてください😊
また練習でも話したとおり、1本打ちや素振りは、練習としては地味で楽しくないと思いますが、基礎中の基礎で、これをおろそかにすると今後の技術的成長が遅くなってしまいます。
先輩たちに1本打ちを毎回させるのも、自分の調子、ストロークの確認、をしてもらうためです。
1本打ちや素振りばかりでつまらない、と思ってしまうのも分かるのですが、基礎という大きな土台が出来上がらないと技術という家は建ちません。
ストロークを安定させるためにも、6月いっぱいまでは1本打ちや素振りはしつこいくらいにしてもらうと思います💦
口うるさく注意してしまうこともありますが、基礎は本当に大切なので、頑張ってください。

保護者さん、いつも送迎お疲れ様です。
またコートから出てもダッシュ練習が終わるのを待っててくださり、ありがとうございます。
1年生の保護者さんは、今日娘さんの動画を見られてどうでしたでしょうか?
テニスをはじめたばかりすが、みんな、話を聞いて上手になろうと、とても頑張っています✨
もしお家で娘さんが素振りをすることがあったら、今日の動画やポイントを参考にしてみて指摘してあげたり、娘さんの素振り動画を撮ってみて、それを見せてあげてください📷
私が週に2回ほどしか練習を見れないため、上達速度をあげるためにももし可能であれば、ご協力お願いします💦

皆さん、本日も1日お疲れさまでした😊ゆっくりお休みください💤

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